マイホームで庭を作るメリット・デメリット
2020年10月03日マイホームを建築するにあたっては、庭を造るべきかどうするかは悩ましい問題です。庭のある一軒家はマイホームの理想像の典型です。最近ではイギリスなどのガーデニングが紹介されてこともあり、一戸建てはもちろんマンションでも庭付きの物件の人気は高くなっており競争率も高くなっているそうです。しかし一方であえて庭園を作らない選択肢を採る方がいるのも事実です。そこでマイホームを建築するに際して、庭をつくることのメリットとデメリットを確認しておきましょう。
まず庭を設けることの大きなメリットはガーデニングや家庭菜園を楽しめることにあるのは確かです。こだわりの花や樹木を配置することで、マイホームにいながら豊かな緑を堪能できるだけでなく、野菜類を植えれば旬の新鮮な野菜で食卓を彩ることもできます。また子供がいる家庭では、外部に出かけることなく安全な遊び場を確保できます。近隣に公園などが整備されていても、必ずしもすべての場所に視線が届くわけではないので、不審者が隠れている可能性は否定できません。マイホームに遊び場を確保することは、安全な場所で適度な運動することができるので健やかな心身の成長にも積極的に作用するはずです。
しかし他方でマイホームに庭を作るのはデメリットが存在するのも確かです。まず植物を植栽した場合は年間を通じて手間をする必要があります。草抜きなどの手間を怠ると、すぐに雑草に占拠されてしまい、美しいガーデニングどころではなくなります。雑草で空気のとおりが悪くなれば植物にも病気が蔓延するリスクが高くなるばかりか、蚊や毛虫などの害虫がはびこることになります。害虫のなかには子供の遊び場にも出没したり、何らかの形で接触する機会が多い種類もいます。害虫に刺さされるとひどい発疹などがあらわれる可能性があり、隣人にも被害が波及するおそれがあるのです。
そのような事態をさけるには殺虫剤を定期的に散布する必要がありますが、取扱には注意が必要で人体に有害な成分が含まれていることもあります。雑草や害虫被害を防ぐために、芝や植物などを植えることなく人工芝を敷きつめるという方法があるのは確かです。しかし人工芝の素材は夏場などは、表面が熱くなる素材が使用されていることもあり、子供が遊んでいる最中に焼けどする可能性もあります。このように庭を設置することにはメリットもデメリットもあるので、両点を踏まえてマイホームに作るべきかを判断することが重要です。